【中完】彼女なんて辞めてやる。
『お邪魔します』
声をかけて上がれば、
「おう」
と、浅岡樹から返事が来る。
玄関には写真が飾られている。父親と、母親だろうか。その2人が寄り添うように微笑んでいて、2人の手が伸びている下に小さい頃の樹と瑠璃ちゃん。
挨拶をした時、瑠璃ちゃんに厳しい目で睨まれた。
さっき浅岡樹が言っていた通り、茉水とかいう女の子と大好きなお兄ちゃんをくっつけたかったのに私が入ってきたから邪魔者だとでも思ったのだろう。
面識は、あっただろうか?あったとしても1、2回だろう。
「着いたぞ。雪乃も適当に荷物置いてくれ。」
『ありがとう。』
浅岡樹は先に着替えにでも行くかと思ったがそんなことは無く、制服でリビングにある椅子に腰を下ろした。
ソファーセットみたいなもので浅岡 樹に流されて私も隣に座った。
浅岡 樹の向かいに瑠璃ちゃん。隣には浅岡 樹なので私の前は空席だ。
「これ、お前の仕業か?瑠璃。」
浅岡 樹がポケットに手を差し込んで、早速瑠璃ちゃんに本題を切り出した。
いきなりのことで少し驚く。
声をかけて上がれば、
「おう」
と、浅岡樹から返事が来る。
玄関には写真が飾られている。父親と、母親だろうか。その2人が寄り添うように微笑んでいて、2人の手が伸びている下に小さい頃の樹と瑠璃ちゃん。
挨拶をした時、瑠璃ちゃんに厳しい目で睨まれた。
さっき浅岡樹が言っていた通り、茉水とかいう女の子と大好きなお兄ちゃんをくっつけたかったのに私が入ってきたから邪魔者だとでも思ったのだろう。
面識は、あっただろうか?あったとしても1、2回だろう。
「着いたぞ。雪乃も適当に荷物置いてくれ。」
『ありがとう。』
浅岡樹は先に着替えにでも行くかと思ったがそんなことは無く、制服でリビングにある椅子に腰を下ろした。
ソファーセットみたいなもので浅岡 樹に流されて私も隣に座った。
浅岡 樹の向かいに瑠璃ちゃん。隣には浅岡 樹なので私の前は空席だ。
「これ、お前の仕業か?瑠璃。」
浅岡 樹がポケットに手を差し込んで、早速瑠璃ちゃんに本題を切り出した。
いきなりのことで少し驚く。