100%ない恋物語
9月22日(土曜日)
こんな展開になるなんて、
誰が想像してた!?
結実さんに部屋を案内され、俺は部屋を選び一夜を過ごした。
午前7時
上高地家では
いつもより1時間早い朝食を済ませ、
俺の引越しの準備をする為だ。
お父さんが用意してくれた
マイクロバスに乗り
俺の家へと向かった。
車内で、お母さんは、みんなに話しかけ1人で喋っていた
以外だったのは
メイドさん2人が話し好きだった事だ
3人のうちの1人小宮山さんは俺の部屋の掃除をする為に残った
午前9時50分 俺の住んでいる、
いや、いたアパートに着いた。
部屋に入ると、メイドさんが綺麗にされてますねと言ってくれた。
「 ありがとうございます。」
「涼ちゃんは綺麗好きなのね?」と、
お母さん
「汚いのが嫌なんです」
「これなら早く終わりそうですね。さ、初めましょ!」
結実さんの一言で作業は始まった。
ふと、お母さんを見るとなにやら電話をしていた
「涼ちゃんの部屋綺麗なのよ早く終わりそう
だからお願いできる」
「お、分かった!これから行ってもらうよ!
住所教 えて」
「涼ちゃん、お父さんに住所教えてあげて」
「住所?」
「早く終わりそうだから、
今日持ってこう!」
「はい」今日も明日も一緒か!?
俺はお父さんに住所を教えた。
話しながら作業を始める事2時間
部屋の中は運ぶだけとなった。
「終わったわね!
よし、お昼にしましょう。」と、お母さんが言った
メイドさんが何故かレジャーシートを敷き始めた
お母さんは
「お弁当作ってきたから食べましょう」
みんなで準備をしてお昼タイムとなった
食べている途中で俺はある事に気づいた!
家賃・・思わず!
「あ!」っと声をあげた
「最上さんどうしました?」
と結実さんが声を掛けた。
「あ、大丈夫です。」俺はお母さんに
「あの、聞き忘れていたことが・・」
「何?涼ちゃん?」
俺は小声で
「肝心な事を忘れてまして・・・
家賃の事を・・」
「家賃?要らないわよそんなの」
「いやでも、それじゃ」
「だって私達が強引に来なさいって
言ったんだから、ね」
「本当に良いんですか?申し訳無くて」
「いいのよ!家族みたいなものなんだから、
そう言えば、涼ちゃんご家族は?」
数秒間が空いたあと
「家族、兄弟は・・いません、親は2人とも5
年前に 亡くなりました」
「そうだったの・・
ごめんね思い出させてちゃって。」
「いえ、大丈夫です」
俺はふと、結実さんを見た
結実さんは少しうつ向いて、
悲しそうな顔をしていた。
「結実さん・・」
「大丈夫です。」と、結実さんは言った
「結実も・・」そうお母さんは言った
え、結実もって?
俺は、養護施設に居た頃の事を思い出した。
もしかして、思い切って俺は聞いてみた。
「あの・・」
「何?涼ちゃん?」
「お母さんとお父さんは、
結実さんの本当の・・・」
と、言いかけた時、
「最上さん・・」と、結実さんが言った
「俺、養護施設に居たんです」
「え、本当なの?」と、お母さんは言った
「はい、その時、3歳の女の子がいました。
名前は “ゆみ ”って言います。なんか理由があった みたいで、1週間しか居ませんでしたけど、俺に懐いでいて、
最初は嫌だったんです でも、
そのうち、妹みたいに思えてました。」
それを話すと、お母さんと結実さんと、
そして、東海林さんは
驚いた様子で俺を見た
「ある日、
俺が学校から帰ると
施設の前に車が止まっていて
知らない男の人と女の人がいて、
先生に聞いたんです」
幼少期回想21年前
俺はいつものように、走って学校から帰ってきた。
すると、施設の前に車が止まっていた。
「うわぁ、すげえ車が止まってる」
玄関の前には、先生が立っていた
「先生!」
俺に気づいた先生は「涼くんお帰り」
「あの車何?どっか行くの?あの人達誰?
なんで “ゆみ ”も一緒にいるの?」
「“ゆみ”ちゃんね、新しいお父さんとお母さんの所 に行くのよ」
「新しいお父さんとお母さん・・
なんで、嫌だよ!そんなの聞いてないよ!」
「“ゆみ”ちゃんね、事情があって一時的に預かっていたの」
「“ゆみ”は俺の妹みたいな・・
行くなよ“ゆみ”」
俺は、ぼろぼろ涙が出てきた
「涼君・・・」
すると、“ゆみ”が「おにいちゃん」そう言って俺の方を見た。
女の人が“ゆみ”に何か言っていた。その後、“ゆみ”が手を振った
両親が挨拶をすると先生も挨拶をした
そして、車は施設をあとにした。
「ゆみ ゆみ」俺は何度も叫んでいた。
こんな展開になるなんて、
誰が想像してた!?
結実さんに部屋を案内され、俺は部屋を選び一夜を過ごした。
午前7時
上高地家では
いつもより1時間早い朝食を済ませ、
俺の引越しの準備をする為だ。
お父さんが用意してくれた
マイクロバスに乗り
俺の家へと向かった。
車内で、お母さんは、みんなに話しかけ1人で喋っていた
以外だったのは
メイドさん2人が話し好きだった事だ
3人のうちの1人小宮山さんは俺の部屋の掃除をする為に残った
午前9時50分 俺の住んでいる、
いや、いたアパートに着いた。
部屋に入ると、メイドさんが綺麗にされてますねと言ってくれた。
「 ありがとうございます。」
「涼ちゃんは綺麗好きなのね?」と、
お母さん
「汚いのが嫌なんです」
「これなら早く終わりそうですね。さ、初めましょ!」
結実さんの一言で作業は始まった。
ふと、お母さんを見るとなにやら電話をしていた
「涼ちゃんの部屋綺麗なのよ早く終わりそう
だからお願いできる」
「お、分かった!これから行ってもらうよ!
住所教 えて」
「涼ちゃん、お父さんに住所教えてあげて」
「住所?」
「早く終わりそうだから、
今日持ってこう!」
「はい」今日も明日も一緒か!?
俺はお父さんに住所を教えた。
話しながら作業を始める事2時間
部屋の中は運ぶだけとなった。
「終わったわね!
よし、お昼にしましょう。」と、お母さんが言った
メイドさんが何故かレジャーシートを敷き始めた
お母さんは
「お弁当作ってきたから食べましょう」
みんなで準備をしてお昼タイムとなった
食べている途中で俺はある事に気づいた!
家賃・・思わず!
「あ!」っと声をあげた
「最上さんどうしました?」
と結実さんが声を掛けた。
「あ、大丈夫です。」俺はお母さんに
「あの、聞き忘れていたことが・・」
「何?涼ちゃん?」
俺は小声で
「肝心な事を忘れてまして・・・
家賃の事を・・」
「家賃?要らないわよそんなの」
「いやでも、それじゃ」
「だって私達が強引に来なさいって
言ったんだから、ね」
「本当に良いんですか?申し訳無くて」
「いいのよ!家族みたいなものなんだから、
そう言えば、涼ちゃんご家族は?」
数秒間が空いたあと
「家族、兄弟は・・いません、親は2人とも5
年前に 亡くなりました」
「そうだったの・・
ごめんね思い出させてちゃって。」
「いえ、大丈夫です」
俺はふと、結実さんを見た
結実さんは少しうつ向いて、
悲しそうな顔をしていた。
「結実さん・・」
「大丈夫です。」と、結実さんは言った
「結実も・・」そうお母さんは言った
え、結実もって?
俺は、養護施設に居た頃の事を思い出した。
もしかして、思い切って俺は聞いてみた。
「あの・・」
「何?涼ちゃん?」
「お母さんとお父さんは、
結実さんの本当の・・・」
と、言いかけた時、
「最上さん・・」と、結実さんが言った
「俺、養護施設に居たんです」
「え、本当なの?」と、お母さんは言った
「はい、その時、3歳の女の子がいました。
名前は “ゆみ ”って言います。なんか理由があった みたいで、1週間しか居ませんでしたけど、俺に懐いでいて、
最初は嫌だったんです でも、
そのうち、妹みたいに思えてました。」
それを話すと、お母さんと結実さんと、
そして、東海林さんは
驚いた様子で俺を見た
「ある日、
俺が学校から帰ると
施設の前に車が止まっていて
知らない男の人と女の人がいて、
先生に聞いたんです」
幼少期回想21年前
俺はいつものように、走って学校から帰ってきた。
すると、施設の前に車が止まっていた。
「うわぁ、すげえ車が止まってる」
玄関の前には、先生が立っていた
「先生!」
俺に気づいた先生は「涼くんお帰り」
「あの車何?どっか行くの?あの人達誰?
なんで “ゆみ ”も一緒にいるの?」
「“ゆみ”ちゃんね、新しいお父さんとお母さんの所 に行くのよ」
「新しいお父さんとお母さん・・
なんで、嫌だよ!そんなの聞いてないよ!」
「“ゆみ”ちゃんね、事情があって一時的に預かっていたの」
「“ゆみ”は俺の妹みたいな・・
行くなよ“ゆみ”」
俺は、ぼろぼろ涙が出てきた
「涼君・・・」
すると、“ゆみ”が「おにいちゃん」そう言って俺の方を見た。
女の人が“ゆみ”に何か言っていた。その後、“ゆみ”が手を振った
両親が挨拶をすると先生も挨拶をした
そして、車は施設をあとにした。
「ゆみ ゆみ」俺は何度も叫んでいた。