100%ない恋物語
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「そうだったの、私も、そしてお父さんも
結実の本当の親じゃないのよ。」
「奥様!」と、東海林さんが言った
「いいのよ。結実も良いわよね?」
「はい」
「私は、結実のお母さんの姉なの
涼ちゃん、施設の名前覚えてる?」
「はい、希望の家 です」
それを聞いた瞬間、東海林さんが
「希望の家、あの時のお子様が、
最上様・・」
「え!」俺は、東海林さんとお母さんと、そして結実さんを見た
結実さんもお母さんも泣いていた。
「最上さん・・・」と、結実さんが。
するとお母さんが、
「やっと会えたわ!
結実はね、
ずっとお兄ちゃんって、言って泣いてたの
それでね、お父さんと相談して、あの男の子
も引き取ろうって、 でも、もう居なくて、
引き取った人の事を聞いたけど、
教えてくれなかったの」
「そうだったんですか、
結実が・・結実さんが居なくなって 2日後
に最上の所に行きました」
「そう、お父さんとお母さんはどんな人だっ
たの」
「最初は馴染めなく反発してて、
よくイタズラして
学校に呼び出されて、謝っていました。
でも、何度か続いた時、
親父に怒鳴られてビンタ食らったんです
今まで怒られた事が無くて、
怖かったけど嬉しかったんですよね
本気で怒ってくれる人が居なかったから、
お袋は、いつも笑顔で優しかったですね、
でも、怒ると親父以上に怖かったな
本当の子供のように接してくれました」
やっと会えた!俺もそう思った。
あの女の子が、結実さんだった。
俺はあの時の気持ちを、
離れたくないという思いを
今でも、その気持ちは変わらないでいた。
「結実さん、
あのハンカチもしかしてお母さんの」
「はい、母のハンカチです。」
「あの、お母さん、あの俺・・」
「何?涼ちゃん」
言わないと後悔するような気がして、
思い切って話した
「俺、ずっと・・・」
数秒、間が空いて、
「あの時から、ゆみ・・結実さんの事を
探していた気がします。いつも心の何処かで
今どうしてるんだろう、 とか、会いたい、
そう、思ってました。」
俺は結実さんのお母さんに
「やっと逢えました。
もう、離れたくないです。
一緒に居たいです。
ずっと上高地家に居させて下さい。」
みんなが驚いた様子で俺を見ていた。
そして結実さんが「最上さん私も・」
と言いかけた時
その後の言葉を遮るように、
お母さんは言った。
「それは駄目よ!」と、そっぽを向いた!
東海林さんが「奥様」結実さんも「お母様」
そっぽを向いたまま、
目だけは俺の方を向いて、
こう言った
「だって私には、
素敵な旦那様がいるんだから!
だから、駄目よ! 言う人が違うでしょ。
そうゆう事は、
ちゃんと本人に言わないと、ね」
そう言うと、俺の方を向いて笑った。
確かにそうだと思った。
改めて俺は、結実さんに言った。
「結実さん、俺ずっと逢いたかった。
昨日、会った時、何処で会ったような懐かしい感じがしました。
そして今日、その答えが分かって、
やっと逢えた、そう思いました。
もう、離れたくない、
結実さんが上高地家に行った時、
また、ひとりになって寂しくて、
大人になったら、
絶対迎えに行くんだって、決めたんです」
結実さんは
「私も、最上さんにお会いした時、暖かい気持ちになりました。
一緒に居たいなって、だから・・私も」
「結実さんと一緒に居たい。
もう離れたくないです
世界中の誰よりも、
結実さんと一緒に居たい。
だから、俺の側に居て下さい。」
結実さんの目から涙が溢れ頬をつたう。
「最上さん・・私も一緒に居たいです。
ずっと一緒に居て下さね。」
笑顔でそう言った
すると、
拍手が鳴り俺と結実さんは周りを見た
「結実良かったわね!」
「結実お嬢様おめでとうございます。」
「そうだったの、私も、そしてお父さんも
結実の本当の親じゃないのよ。」
「奥様!」と、東海林さんが言った
「いいのよ。結実も良いわよね?」
「はい」
「私は、結実のお母さんの姉なの
涼ちゃん、施設の名前覚えてる?」
「はい、希望の家 です」
それを聞いた瞬間、東海林さんが
「希望の家、あの時のお子様が、
最上様・・」
「え!」俺は、東海林さんとお母さんと、そして結実さんを見た
結実さんもお母さんも泣いていた。
「最上さん・・・」と、結実さんが。
するとお母さんが、
「やっと会えたわ!
結実はね、
ずっとお兄ちゃんって、言って泣いてたの
それでね、お父さんと相談して、あの男の子
も引き取ろうって、 でも、もう居なくて、
引き取った人の事を聞いたけど、
教えてくれなかったの」
「そうだったんですか、
結実が・・結実さんが居なくなって 2日後
に最上の所に行きました」
「そう、お父さんとお母さんはどんな人だっ
たの」
「最初は馴染めなく反発してて、
よくイタズラして
学校に呼び出されて、謝っていました。
でも、何度か続いた時、
親父に怒鳴られてビンタ食らったんです
今まで怒られた事が無くて、
怖かったけど嬉しかったんですよね
本気で怒ってくれる人が居なかったから、
お袋は、いつも笑顔で優しかったですね、
でも、怒ると親父以上に怖かったな
本当の子供のように接してくれました」
やっと会えた!俺もそう思った。
あの女の子が、結実さんだった。
俺はあの時の気持ちを、
離れたくないという思いを
今でも、その気持ちは変わらないでいた。
「結実さん、
あのハンカチもしかしてお母さんの」
「はい、母のハンカチです。」
「あの、お母さん、あの俺・・」
「何?涼ちゃん」
言わないと後悔するような気がして、
思い切って話した
「俺、ずっと・・・」
数秒、間が空いて、
「あの時から、ゆみ・・結実さんの事を
探していた気がします。いつも心の何処かで
今どうしてるんだろう、 とか、会いたい、
そう、思ってました。」
俺は結実さんのお母さんに
「やっと逢えました。
もう、離れたくないです。
一緒に居たいです。
ずっと上高地家に居させて下さい。」
みんなが驚いた様子で俺を見ていた。
そして結実さんが「最上さん私も・」
と言いかけた時
その後の言葉を遮るように、
お母さんは言った。
「それは駄目よ!」と、そっぽを向いた!
東海林さんが「奥様」結実さんも「お母様」
そっぽを向いたまま、
目だけは俺の方を向いて、
こう言った
「だって私には、
素敵な旦那様がいるんだから!
だから、駄目よ! 言う人が違うでしょ。
そうゆう事は、
ちゃんと本人に言わないと、ね」
そう言うと、俺の方を向いて笑った。
確かにそうだと思った。
改めて俺は、結実さんに言った。
「結実さん、俺ずっと逢いたかった。
昨日、会った時、何処で会ったような懐かしい感じがしました。
そして今日、その答えが分かって、
やっと逢えた、そう思いました。
もう、離れたくない、
結実さんが上高地家に行った時、
また、ひとりになって寂しくて、
大人になったら、
絶対迎えに行くんだって、決めたんです」
結実さんは
「私も、最上さんにお会いした時、暖かい気持ちになりました。
一緒に居たいなって、だから・・私も」
「結実さんと一緒に居たい。
もう離れたくないです
世界中の誰よりも、
結実さんと一緒に居たい。
だから、俺の側に居て下さい。」
結実さんの目から涙が溢れ頬をつたう。
「最上さん・・私も一緒に居たいです。
ずっと一緒に居て下さね。」
笑顔でそう言った
すると、
拍手が鳴り俺と結実さんは周りを見た
「結実良かったわね!」
「結実お嬢様おめでとうございます。」