貴方のコト好きでした
フェンスに背をあずけチラッと星矢を見た。

「お前…たしか、西臨寺だよな?」
「う、うん。えっと…北神君だよね?」
「ああ。」

急の問かけに戸惑った私。
それに…北神って事も…星矢って事も知ってる。
それでも、真実を告げる為には演技をしなくちゃいけな
かった。
思い出してほしいから…。
気づいてほしいから…。
私はここに居るよって……。

「慣れた?学校」
「普通…でも、皆優しいです」(ニコ)
「!」

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