永遠の片思い


「明後日からなんだってね?
よろしくね?何歳なの?年上?年下?まぁ上には見えないけど…」

なによ…あたしそんなに幼いの?ムカつく


「すみません…年齢は教えれないです…。」


「ふーん?」

「すみません…」




無理だ…やってける自信がない…






これからが不安だ…





「ねぇ?
俺たちの中で誰が一番好き?だってファンでしょ?」


は?
ファン??なんで知ってんの?

ここは知らないふりをした方が…いいよ…ね?



「あたしファンじゃありませんので…好きとか嫌いとかないです!あの?」


「なに?」

「好きとか嫌いとかまず持っちゃいけないと思います!あたしはマネージャーであなた方はアイドルな訳で…」

「でもさ?結局は人間なわけじゃん?」

「そーそー。
いつか好きになるかもしれないじゃね?」

「えーっと…」
ここは名前思い出してるふりをしておこう…

「山岡さん?」

「はい?」

「確かにアイドルである前に男の人なのは誰でもわかってます。けどあたしはあなた方のサポートをするだけです。ね?」

「まぁ少しまともな子だな?」

なによ?話したと思ったらそれ??

想像通りだけどなんか…まじかで言われるとキツイかも…


「でもさ?せっかくこれから毎日こうやって顔合わすわけじゃん?少しは仲良くしようよ?梨花みたいにさ?」


「り…梨花!!???」


へ?え?梨花さんのこと今呼び捨てにした?なに?何事?


「おい!」

「あっ!今のは聞いてないことにしといて?」

「わかりました。」

気になったけど…仕事以外踏み入らない…これがルール。守らなくちゃなにがなんでも…

< 14 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop