永遠の片思い


って言ってもどーしよう…

なんていえばいいかも分からない…。馬鹿だあたし…。



「あっ…あの…。
少し前に名刺を頂いた…山下瑠奈と言います。」

「ん?名刺?
まって!今梨花さんいなくてさー?
ちょっと待ってね?」

ん?この声どっかで聞いたことあるようなないような…


「あっーーー!」

「なっなに!?」

「いえ…なんでもないです…こっちの話です…」

「あっ!梨花さん!電話です!」

電話越しで繰り広げられる会話…ついていけない…


「あっ!変わりました梨花です」

「あっ!
少し前にマネージャーにならないかって名刺をもらった山下瑠奈ですが…」

「あーーーー!
あの時の?どーしたの?マネージャーやる気になった?あのあとね?何人かマネージャー候補の人になってもらったんだけどどの人もダメで…。すごく悩んでたとこなのよー!」

「あ…はい。」

「あなた学生さんだったわよね?」

「あっ、今月卒業式があるので…
もし、よかったらマネージャーとして雇ってもらえないかな?って思いまして…。」

「それでいいの?あなた。
歓迎はするけど」

「はい!
全然大丈夫です!」

「なら良かった卒業式終わり次第連絡ちょうだい!登録しとくね?」

「はい!ありがとうございます!」



就職先決まりー!



でもまさかこんなことになるなんて思ってもなかった…。


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