モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。
───────

と、まあ…回想はさて置き。


「無理、か?」

「っ!!」

心を全て見透かしてくるような視線から逃れたくて、顔を背ける。

この視線……苦手、だ。


太陽みたいにまっすぐで、何にも恐れないような、強いところが。


「これ、冗談でも、罰ゲームでもないから」


いつもチャラチャラしてるくせに、なんでそんな真剣な顔なの?

「今日の昼休み…床拭くの、手伝ってくれただろ?それが当然のように言ってて、すごいなと思った」


「だって、事実だし……」


困ってる人を見かけたら、あの子はいつも助けてあげてたから。


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