モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。
だからって……
「なんでお前がここにいんの?」
まずは屋上と、ドアを開けるとそこにいたのは、今1番顔を見たくないやつがいた。
来て早々こいつと会うとか、今日は最悪の日だ。
「なんでって、昼休みだからに決まってんじゃん。蒼井って、顔が良いだけのバカなの?」
──────イラッ
「は?性悪のお前なんかと一緒にして欲しくないね」
ギロっと睨み返すけど、天野はふんっと鼻を鳴らす。
うざ……
莉世からこいつの話聞いて、ますます嫌いになったばかり。
マジで、俺の中でのワースト1位。
そのまま天野を無視して周りを見渡すけど、莉世はおらず。
中庭か……
もう用はないと、屋上のドアを閉めようとした時。
「蒼井」
天野が後ろから話しかけてきた。