モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。
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その日の放課後。


今日こそはと、莉世の最寄り駅でウロウロする俺。


自分でもドン引き、キモイと思うくらいの行動だけど、仕方ない。


これは、不可抗力の……はず。


俺が帰る時、莉世のカバンはまだ教室にあったから、莉世はまだ帰ってない。

駅でも会わなかったし、電車の中でも見かけなかったから、確実に次の電車か、はたまたその後ろか……それで帰ってくるはず。


前に1度、莉世がガチトーンで警察進めてきたけど、これはマジでストーカー案件かもしれない。


莉世と話すため、そこは目を瞑るしかないと自分に言い聞かせて辺りを見渡し、どこか座れる場所を探す。


結構大きな駅だし、人もめちゃめちゃいるから見つかる保証はないけど……


とりあえず、待つしかない。


そう思って、もう一度辺りを見渡していると。



ドンッ!!!


ちゃんと前を見ていなかったせいで、こちらへと歩いてきていた人とぶつかってしまった。


「すみません。
お怪我はありません、か……?」



「もしかして……蒼井、くん?」


「え……?」


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