モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。
雲の向こうは青空
*
あれから数日。
手紙のことと、真実を、歩優と伊吹に話した私。
2人とも信じられないと驚き、言葉を失っていた。
そんな反応になるよね……
2人も私と同じ、イバラの道を通ってきたから。
「そっか……
莉世、頑張ったね」
歩優は涙を流してぎゅっと抱きしめてくれたし、
「ごめん……っ、ごめん、莉世……っ」
伊吹も、今までの私にしてきたことを頭を下げて、何度も何度も謝ってくれて。
「やっと、気持ちが晴れたね」
「そうだな」
快晴の空が続く外を眺める2人を、放課後の教室に差し込む夕日が、明るく染めていて。
濁っていた瞳に、まぶしい光が戻ってきたようだった。
「莉世、蒼井くんにしっかり気持ち伝えてきなよ?」
「蒼井に莉世を任せるのはムカつくけど……莉世が幸せならそれでいい」
と、伊吹も最後には心から笑って、蒼井の元へと送り出してくれた。
あれから数日。
手紙のことと、真実を、歩優と伊吹に話した私。
2人とも信じられないと驚き、言葉を失っていた。
そんな反応になるよね……
2人も私と同じ、イバラの道を通ってきたから。
「そっか……
莉世、頑張ったね」
歩優は涙を流してぎゅっと抱きしめてくれたし、
「ごめん……っ、ごめん、莉世……っ」
伊吹も、今までの私にしてきたことを頭を下げて、何度も何度も謝ってくれて。
「やっと、気持ちが晴れたね」
「そうだな」
快晴の空が続く外を眺める2人を、放課後の教室に差し込む夕日が、明るく染めていて。
濁っていた瞳に、まぶしい光が戻ってきたようだった。
「莉世、蒼井くんにしっかり気持ち伝えてきなよ?」
「蒼井に莉世を任せるのはムカつくけど……莉世が幸せならそれでいい」
と、伊吹も最後には心から笑って、蒼井の元へと送り出してくれた。