モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。
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「んもう、莉世〜
やりすぎだよ……」


「だって蒼井が胸触ってこようとするから!!」



「可愛すぎる莉世を前にしたら理性が……」


「また、叩かれたいの?」


そんな捨てられた子犬みたいな目でこっちを見ても無駄!!


「莉世……気持ちは分からなくもないけど、だからって、ビンタはねぇ……」


「うっ……」



それは反省してるけど……


未だうめき声を上げる蒼井に冷めた視線を送る私、そして私をジト目で見る歩優。


「はぁ…、しょうがないなぁ……
ちょっと待ってて」


「莉世、どこ行くの?」


「ちょっとそこまで。
そこのチャラ男、見張っといて」


ビシッと蒼井を指さし、不思議そうにする歩優を後目に、走って屋上を出た。


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