モテ男子が恋愛したくない私に本気をだした結果。

「へぇ、それで莉世に告白したってわけね!」


「そうそう。
本気で俺のものにしたいなーと思って」


「きゃぁ!
俺のもの、とか蒼井くん、カッコよすぎ!!」


「さっきだって、ハンカチ濡らしに行ってくれたりとか、本音は優しい所が好きだな」


「うわぁ、莉世、めっちゃ愛されてるじゃん!!羨ましい〜!!」


それからお昼を食べ始めたのはいいけれど、主に歩優と、蒼井……

2人がさっきから私の話題を話してるから、始終無言。


他に話すことないの……

目の前に私がいるってのに、よくもまあそんな堂々と話せるね、蒼井…


恥ずかしいとか、無いのかな?

「まあ、好きになった1番の理由は違うんだけどね」


「え?そうなんだ?」


「うん」


2人とも、なぜこっちを見る?


「和栗、気になる?」


「えー?
気になるけど、やっぱり本人がいる手前、そんなこと聞きづらいし…」


聞きたそうにしてるの必死に隠そうとしてるみたいだけど、ウズウズしてるの、バレバレだよ、歩優……


それと、チラチラこっち見ないで!!

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