俺様王子が恋をした
学校へ着き、いつも通りの朝。

美優と健人君が付き合い始めてから、
休み時間など、6人でいることが増えた。

もうすでに私以外のメンバーは揃っていた。

「おはよ~!」

「「「おはよ!」」」

私の挨拶に一斉に声がそろって返ってきた。

朝のこの光景が好き。
友達~~って感じ!

「なに一人でニタニタしてるの。」

え、私そんな顔してた?
ゆずちゃんに突っ込まれてしまった。

「あ、わかった!
 柊先輩と朝からイチャイチャしてきたんだ!」

そんな美優の言葉が、私が笑ってた理由とは全然違うけど
朝の出来事を思い出させて
みるみる顔が真っ赤になっていくのが
自分でもわかった。
 
2人にはデートのすぐあと
メールで知らせたから、ちゃんと付き合ったことも
知ってる。
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