俺様王子が恋をした
「だから、どっかで予防線張るか、
 真優華ちゃんの気持ちを捕まえとくか、
 もしくはちゃんと対処法分かるまで
 教えこまないとまじでなんか起こっちゃうかもよ?」


その遥の言葉に俺は違和感を覚えた。
マジでちゃんと言い聞かせなきゃだめかも
しれねーな。

放課後、ゆっくり話すか。



✿✿✿✿✿


放課後、いつもより少し早めに
真優華を迎えにきた。
そこにはいつもの友達2人と、見たことない
男が3人いた。
早速なんか嫌な予感がするんだけど。

少しの不安と怒りが俺の中に芽生えた。
でもそれを必死に隠して、出来るだけ優しい声で
「真優華。」
名前を呼んだ。

するとこっちを振り返り
俺を真優華のでっかい丸い目が捉えた。

と、思ったらすっげー笑顔で
友達に別れを告げ俺のもとへ走ってきた。
・・・猫みてぇ。
頭をなでてやるともっと喜んだ。

こんな様子なら心変わりは心配ないだろうな。
問題は告白された時の対処法だ。

みっちり叩きこまねーとな。

でもその前に
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