俺様王子が恋をした
『あ、あ、あ、わりぃ!!』

そんな言葉と共に
何人いたかわからない男の子たちは
その場を離れた。



私は・・・
何をしたのだろう?
あれだけ先輩に言われてたのに・・・



身体から全身の力が抜けて
そのまま座り込んだ。


頬には冷たい感触が
上から下へ流れていく。


ただただ先輩の顔が頭に浮かぶ。
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