俺様王子が恋をした
「うん、真優華はそうやって
 笑ってくれてたらいい。」

先輩の言葉通り、もっと大きく笑って見せた。
すると先輩もニコッと微笑み返してくれた。


「あの、そろそろいいですか?」

へ?あ、あ、あーーー!

2人がいたんだった・・。


「ごっ、ごめん!2人とも・・・。」

「いいよ、まゆが元気になればそれで。」

「うん!そーゆーこと!
 でも、切り替えなきゃね。
 どうするんですか?柊先輩。」

美優の言葉で一番肝心なことを思い出した。


雄大君・・・。 


「今、部屋にいるみたいだよ?」

健人君から連絡が来てるのだろうか。


「よし、真優華。行くぞ。
 ゆずちゃんも美優ちゃんも
 ありがとうな。」

え?え?
ちょっといきなりすぎやしませんか?
心の準備が・・・

なんて言ってる暇もなく
先輩に腕を引っ張られ
3人がいる部屋の前まで連れてこられてしまった。
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