俺様王子が恋をした
雄大君が挑発し、
先輩が殴りかかろうとした。


「ダ、ダメ!!!」

先輩の背中に抱き着き
殴るのを止めた。


「まゆ、離れて。
 一発くらい殴らないと俺の気が済まない。」

こいつもその覚悟だ
と続けたけど、それでも

「ダメなものはダメ!
 先輩が人を傷つけるのは嫌・・・。」


私は先輩の肩に手を伸ばし、
自分も背伸びしながら顔を引き寄せ
・・・キスをした。
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