俺様王子が恋をした
そう言い放った先輩の目線の先には
顔を真っ赤にした3人がいたことだろう。

私は十分に呼吸が出来てなかったのと、
恥ずかしさでそちらへ視線を
向けることが出来なかった。


「すみませんでした・・・。」

そう雄大君の謝る声が聞こえた。
その声に私は振り返った。

そして雄大君と視線がぶつかる。

「ごめん。無理やりキスしたこと・・・。」

深々と頭を下げられた。

「ううん、確かに全然大丈夫だから気にしないで
 とは言えないけど、私は6人でいる時間が好きだから
 勝手かもしれないけどこれからも友達でいたい。」

これは私の本音。
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