俺様王子が恋をした
あれからというもの
放心状態で
合宿どこじゃなくなった。


そして今は帰りのバス。


「ねぇ、まゆどうしちゃったの。
 雄大君との事は解決したんでしょ?」

おーーーい

と、ゆずちゃんらしき人の声が・・・

「・・・ゆ、-ゆ、まゆ!!!」

「わぁ!ビックリした!!」

全然気づかなかった。

「びっくりしたじゃないよ!
 何回話しかけてもぼーっとして。
 話してくれなきゃ分からないでしょ!」

あ、そっか。私なにも話してなかった・・・。


「じ、実はですね・・・
 この合宿から帰ったら先輩が
 つ、つ、続きを・・・しようとかしないとかで・・・。」

「続きって?」

「えっと、その・・・
 恋人の最終的なゴールと言いますか・・・」

「つまりエッチって事?」

「っ////」

美優、なんてことを・・・。

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