俺様王子が恋をした
「あ、あの、先輩?」

ブスっとした声で

「他の男に可愛いとか
 思われてんじゃねーよ。」

だって…。

か、可愛すぎる…。


「それって、もしかして…」

「嫉妬してんの。悪い?」


そう拗ねた。

可愛くてたまらなくて
ギューって抱きしめた。


すると今度は
男子のフーーー!!
と言う茶化すような声も聞こえて来たけど
気にならなかった。

顔を上げて
微笑むと、先輩も同じように
笑ってくれた。
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