俺様王子が恋をした
少し歩いて着いた
イルミネーションで有名な場所は
既にカップルで溢れていた。


「綺麗…」

まゆはイルミネーションに感動して
見入っていた。


昔は電球の塊の
何がいいのか全く分かんなかったけど
まゆがこんな顔してくれんなら
こーゆーのもいいなって思う。


自分で言うのもあれだけど
俺は変わった。

優先順位が全部まゆが一番だ。

何をするにも
まゆの事ばっかり考えている。


正直、昔の自分より
断然今の自分のが好きだ。

そう思わせてくれたまゆには
感謝だな。

イルミネーションの光に
照らされてるまゆの横顔に
心の中で『ありがとう』と呟いた。
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