俺様王子が恋をした
しばらくイルミネーションを
眺めた後、体も冷えて来たので
ケーキを買って帰ることにした。


「久しぶりですね!
 先輩のおうち!」


始めて来た時から
何回か来ているから
もう緊張はないみたいだ。


「部屋行って食おーぜ。」

大きく頷いて
後ろをちょこちょこ着いてくる
真優華が可愛い。



部屋に着き
驚いた様子のまゆ。

「どうした?固まってるけど。」

言葉通り口をあんぐり開けて立っていた。

「チ、チキンが私の知ってるのじゃない…」

チキン?
七面鳥の事か。

「手持ちサイズじゃない…」

「普通一羽まるまるじゃねーのか?」


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