俺様王子が恋をした
まゆも気にしない様子で
ケーキを食べ始めたから


「はい、これ。
 クリスマスプレゼント。」

ケーキに夢中なまゆの目の前に
綺麗にラッピングしてもらった箱を
差し出した。


「いいんですか!?」

「良いも何もまゆの為に
 買ったんだけど?」

そう言うと嬉しそうに微笑んで

「ありがとうございます!!
 実は…私もあるんです!」

知ってるけど
驚いたふりをする。

「マジ?サンキュ。」


まゆの差し出したプレゼントを
受け取る。


「開けてもいいですか!?
 せーので開けましょう!」




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