俺様王子が恋をした
俺は小さく頷き
まゆの『せーの!』っていう
掛け声とともに
プレゼントを開けた。


開けた瞬間、2人で顔を見合わせた。


「「時計だ…」」


俺がまゆに選んだのも
まゆが俺に選んでくれたのも
腕時計だった。


その事実に笑い合った。

「ふふっ、気が合いますね!」

「あぁ、そうだな。」


嬉しい…
小さく呟くまゆを俺は抱き寄せた。
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