俺様王子が恋をした
準備を始めて
空港に着いてしまったら
本当にお別れだから…。


時間が止まればいいのにって
この数週間ずっと思ってたけど
こんな時に限って
一日が短く感じた。


終わりが見えないゴールを
探し続けられるだろうか。


ずっと我慢していた涙が溢れそうになる。


泣かないって決めたの…。


ぐっと堪えたその時


----ピンポーン


家に鳴り響くチャイムの音。


こんな早くに誰だろう…。

お母さんたちはまだ
寝てるだろうから来客を確認しに行くと
そこにいたのは
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