毎日恋した。
「てゆかさぁ、一体何の用なわけ?」


あたしは腕を組んで英二に聞く。


「バスケの相手してくんねぇかなーっと思って」


「バスケ?」


ぽかんとした顔で英二を見つめる。


あ、英二バスケ部だから練習に付き合えってこと?

なるほど。


「あ、OK。いいよいいよ」


どうせ今日何もないから暇だし。


「さんきゅっ!んじゃ朝飯食ったらすぐ公園に集合」


「はぁ!?」


何!そんな早くから!?


「それとさ」


英二はじっとあたしのことを見つめる。


「な、何?」


ドキッ

そんな真っ直ぐな目で見られると・・・。



「寝癖ちょー変」


はい?


ぷぷぷと笑いを堪えながら窓を閉めていく。









うざぁぁぁあああ!!!


後で覚えていやがれこんちきしょう!


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