毎日恋した。
「ねねっ!皆でプリクラ撮りに行こうよ」


言い出したのは幸紀。

今日はあたしたちの男友達の河辺辰也も一緒にいる。


「な、なんで?」


突然の事で頭の中は真っ白。


「だって暇だからどっか遊びに行きたいな〜、みたいな感じで!」


「俺やだよ。金ねーし」


足を組んで辰也が言った。


「いいじゃんっ!暇つぶし暇つぶし!」


え〜、と嫌な声が聞こえる。



あたしだって、嫌だよ。

だって二人は恋人同士なんだから二人で行けばいいじゃん。


「とにかく行くの!はい決定。明日一時に駅集合」


幸紀に強引に行くことにされて、時間も場所も勝手に決められちゃって・・・。


「はぁ!マジで行くのかよ!」


辰也はめんどくさそうな顔をする。

明日って気が早いな。



色々複雑な気持ちで今日が過ぎていく。


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