毎日恋した。
「ななっ、流衣」


「ん?なあ・・・」


英二が落書きしているプリクラを見ると、

あたしの顔が酷いことに!


「っ!英二ぃ!なんてことすんの!」


「あはははっ!冗談、わりぃ!」


あたしは英二から無理矢理ペンを取って消す。


「あぁ、力作だったのになぁ」


「何が力作だぁ!」


あたしたちの所だけうるさくって、他の人の注目の的。


そこに羞恥心なんてなかった。

ただ、こうやって英二と馬鹿げたことをやるのは楽しくって



周りの事なんて忘れちゃうんだよね。

そんな馬鹿げたことをやっているうちに落書き時間がなくなってしまった。


「「ああぁーー!」」


だいぶたってからプリクラ落ちてきた。


「英二のせいで落書きが途中で終わっちゃったじゃない!」


「俺の力作消したくせによく言うな!」


ぎゃあぎゃあと騒ぐ。


ああ、やっぱ

あたし英二の事が好きなんだな。


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