俺たちは夜に舞う蝶らしい












『俺はさ……どこでまちがった……?』







「「「「「初めからだ(です)よ」」」」」







『……フッ……そう、か。』









涙を流す蘭音。
涙を堪える凛音。
涙を浮かべてるかも分からない要。

俺たちから目を逸らさない澪。
俺たちを真っ直ぐ見つめる翼。




……ごめんな。

その言葉がこいつらに届いたのかは分からない。

暗く沈みゆく意識の中で、俺は呟いた。
心からの〝ごめん〟を。



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