*If*…もし貴方と出逢わなければ…
「でも、もうアイツを信じるのなんて…」



「ホントに華蓮は最初からスパイだったのかもしれないし……。」



昴、実の順でそう言う。こんな状況になって以前のように信じろって言われても無理だ



だけど…少し澪が羨ましいと思ってしまったのも事実



だって、あぁやって華蓮に裏切られたのは澪だって一緒なはずなのに一歩たりともブレる事なく華蓮を信じ続けてる…。



俺は疑ってしまったから…。



「…ならもう…いいよ。私だけは、華蓮を信じる」



そう言い残し澪は、倉庫を出ていった


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