*If*…もし貴方と出逢わなければ…
慧は私の笑顔を見て心配そうにしていたが何も言わないでくれた。



男は私と慧の表情のやり取りに気づくことなくまた私を連れ戻した



「今から俺の部屋に来い」



『……分かりました…。』



玄関で待ち受けていた組長……お母さんの再婚相手についていった



「ここだ。」



一際目立つ部屋にアイツは私を招き入れた。



「今日からお前は俺の玩具だ」



『貴方は、私の力が目的だったのではなかったのですか…?』



「最初はその予定だったがやめた」



ニタリと気持ち悪い笑みを浮かべそう言ったアイツ



『……そうですか』



私はまた、この男の手によって犯された…。



こんな事ならちゃんと蓮に、気持ち伝えておけば良かったな……。

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