*If*…もし貴方と出逢わなければ…
「そんな事が…。」



呆然とでも悲しみの表情が浮かんでいる皆の顔



でも、構わず続けた



『私が入るのと同時くらいに1人の同じ年の男の子が蝶華に入ったそれが、瑠綺』



「俺らが入る前にはお前ら居たもんな」



『うん。瑠綺も私もホントに似てた。人に心を閉ざしていた所とか……ね。だけど、私は蝶華の仲間の優しさに触れてだんだん心を開くようになったんだ…。それと同時に似た者同士の私達は互いに惹かれ合うようになったこれは、皆知ってるでしょ?』



「うん」



『そして私達は力を付け総長、副総長になり暫くしてから付き合うようになった。それからは、本当に平和だった……。この平和がずっと続けばいいと思っていた…。だけど…この願いは叶わなかった…。


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