運命の人と運命的ではない出会い方をしてしまった
この人は、どこまで俺様なんだろう。



『いやに決まってるでしょ!?』



「ご主人様の命令。」



料理くらい自分で作ってよね。



「俺、1週間前くらいに1人暮らし初めて1回もまともなもの食べてない。
料理出来ねぇし。
あ、もしかして。」



突然立ち止まる理央くんに『何よ』と私も振り返って立ち止まる。



「料理できない、とか?」



『そんなわけないでしょ。
ちゃんと家事します!』



「だったら、証明してよ。」



挑発されてる事は、分かってる。
分かってるよ、私。



でも、



『いーよ!!
美味しいの作ってあげるよ。』



「ふっ、本当に馬鹿だな。」



『うるさいなぁ。』



「やっと俺のことご主人様だって認めたか。」



女嫌いなんて絶対、嘘!
変な性癖持つ変態じゃん。



『認めるわけないでしょ!
このヘンタイッ!!』
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