イヤホン越しの恋人。
それから出前が到着するまでの間、トモ君が間に入ってきては話しは中断となり、その度に里香は「ごめんな」なんて謝ってきた。
トモ君の騒がしい声とかテレビの音とか、里香から謝られたれてから、無音の中で生活していたから、とても安心できる。
正直、今は、他愛ないこういう【生活感】がとても恋しかった私にとっては救われる。
確かに私は、身体的暴力は受けてはない。
でも、【異常】な事がいつからか麻痺して【普通】になっていた。
ヒロは生活費を最低限しか入れてはくれず、自分は好き放題遣いまくっていた。
生活ができないから私が働こうとしても、女が働くなんて男の甲斐性がないみたいに思われる。とか
働いた給料は捨ててしまえとか。
人の陰口に、過去の自慢話し。
借金があったこと、それを支払っていなかったこと。
毎日350ミリリットルのビールを6本買うこと、自営業だから休みは不定期で、毎晩仲間と呑みにでかけて、帰宅は午前さまなんて日常茶飯事。
『あと5分で帰る』って電話に出ても、帰ってくるのは数時間後なんてざらだった。
帰宅したらベロンベロンに酔っていて、そこから永遠と話を聞かされ、過去の異性との交際話をされたりも。
私が言い返したり、怒ったりすると逆ギレで怒鳴りつけ、物に当たり散らして脅してくることもあった。
トモ君の騒がしい声とかテレビの音とか、里香から謝られたれてから、無音の中で生活していたから、とても安心できる。
正直、今は、他愛ないこういう【生活感】がとても恋しかった私にとっては救われる。
確かに私は、身体的暴力は受けてはない。
でも、【異常】な事がいつからか麻痺して【普通】になっていた。
ヒロは生活費を最低限しか入れてはくれず、自分は好き放題遣いまくっていた。
生活ができないから私が働こうとしても、女が働くなんて男の甲斐性がないみたいに思われる。とか
働いた給料は捨ててしまえとか。
人の陰口に、過去の自慢話し。
借金があったこと、それを支払っていなかったこと。
毎日350ミリリットルのビールを6本買うこと、自営業だから休みは不定期で、毎晩仲間と呑みにでかけて、帰宅は午前さまなんて日常茶飯事。
『あと5分で帰る』って電話に出ても、帰ってくるのは数時間後なんてざらだった。
帰宅したらベロンベロンに酔っていて、そこから永遠と話を聞かされ、過去の異性との交際話をされたりも。
私が言い返したり、怒ったりすると逆ギレで怒鳴りつけ、物に当たり散らして脅してくることもあった。