人形の君に心をあげる。



...え?


どうして...?




あんなに、嫌だったじゃないか...


あんなにつらかったじゃないか...




それなのに...どうして?



自分に問いかけてみても、もう答えは出てこない。




...何も分からない



俺が俺じゃなくなったみたい...





感情も何もない、心のない人の形をした





ただの”人形”、みたいな...






...ちがう



...ちがう




俺は...人形なんかじゃない




俺は...







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