人形の君に心をあげる。



この森の中から来たとは考えられないな...



あまりにも森が深すぎる。




そんなことを考えながら窓の外を眺めていると、ちょうど雲の切れ間から太陽が顔を出す。




真っ直ぐに伸びてくるまぶしい朝日が視界を奪う。





「...っ」



すぐに顔を背け、またベッドに戻り腰を下ろす。





一瞬ではあったけど、太陽を直視したことで、視界に太陽の残像が残って消えない。




カーテンが開いた片方の窓から差し込む光を見ないようにして床に視線を落とす。




すぐに暗闇に目が慣れてはきたが、残像はなかなか消えてくれない。




ぎゅっと目を閉じても、視界の片隅に緑色の光が見える。





なんというか...


夢といい、天気といい...それに、この女も合わせて、




今日はあまり良い日じゃなさそうだな






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