オブジェのある公園
「はあー 腹一杯!」
ヒカル「…そうだね」
「なあ? 公園歩きに行かない?」
ヒカル「?? なんで?」
「運動だよ、運動」
ヒカル「運動? 1人で行けば…」
「はあ? 恥ずかしいだろ!
男が 1人で公園歩くより
2人で歩けば
カップルが デートしてるように
見えるだろ?」
ヒカル「……なんで? 私なの?」
「………おまえ だから だよ……」
ヒカル「………………」
ヒカルは 黙って うつむいていた。
「ん? どうした?」
ヒカル「あっ、 もう 時間だ!
次の現場行かないとっ」
「おう。 そうか。 じゃあ 運動は
また 今度な、」
ヒカル「じゃあ 動くよ」
ボォーーーーン!
次の現場まで 10分で到着する
この空気を壊したら チャンスは無い
俺の経験上 ヒカルは もう
落ちる。
「仕事 終わった後で いいんだけど
おまえに 話したい事あるんだ
時間ある?」
俺は 賭けにでた
このタイミングで この言葉
誰だって 自分に好意があって
誘ってるって わかるよな、
だから ここで OKなら
ほぼ 間違いなく 落とせる。
ヒカル「……終わってから?
うん、わかった…」
(落ちたーーー!)
この後 ヒカルには
荷物に 指一本 触れさせず
全て 荷下ろしは 俺がやった
辺りは 薄暗くなっていき
今日の 配達は終わった……
ヒカル「お疲れ様」
「なあ? 公園 行ってくんない」
ヒカル「公園? いいけど…なんで?」
「話しは 公園でする」
ヒカル「うん、わかった」
トラックは 公園に向かって
走り出した。
ブーン
ブーン
ブーン
俺は 今日の疲れがでたのか
トラックで移動中 寝てしまった
ブーン
ブーン
キィーーイ!
ヒカル「……ねえ! 着いたよ!」
「…… 」
ヒカルは 俺の 肩を揺らした
「…………ん?」
俺は 寝ぼけた目を 少し開いた
?
俺の 目の前には 夕焼けと かさなる
ヒカルの 姿が 薄っすら見えた。
「ヒカル?」
いつも 仕事中
頭に巻いてる タオルが無い
それだけで カナリ
印象が違う。
正直 ドキっとした……!
ヒカル「で、 話しって なに?」
「ああ、 」
(やべえ こっちが 落ちるとこだった、)
「俺さ おまえと仕事してて
思ったんだ……
こんな 細い体で
あんな 重いもん 運んで
ホントに 辛くないのかな って
だから… 俺が おまえの
代わりになるから
おまえは 女として
俺を 支えてくんないか?」
(あれ?なんか 俺、本気っぽかったな)
ヒカル「……………」
「俺じゃ ダメか?」
(落ちろ…落ちろ… ……
落ちた後は……地獄に 落としてやる)
ヒカル「…そうだね」
「なあ? 公園歩きに行かない?」
ヒカル「?? なんで?」
「運動だよ、運動」
ヒカル「運動? 1人で行けば…」
「はあ? 恥ずかしいだろ!
男が 1人で公園歩くより
2人で歩けば
カップルが デートしてるように
見えるだろ?」
ヒカル「……なんで? 私なの?」
「………おまえ だから だよ……」
ヒカル「………………」
ヒカルは 黙って うつむいていた。
「ん? どうした?」
ヒカル「あっ、 もう 時間だ!
次の現場行かないとっ」
「おう。 そうか。 じゃあ 運動は
また 今度な、」
ヒカル「じゃあ 動くよ」
ボォーーーーン!
次の現場まで 10分で到着する
この空気を壊したら チャンスは無い
俺の経験上 ヒカルは もう
落ちる。
「仕事 終わった後で いいんだけど
おまえに 話したい事あるんだ
時間ある?」
俺は 賭けにでた
このタイミングで この言葉
誰だって 自分に好意があって
誘ってるって わかるよな、
だから ここで OKなら
ほぼ 間違いなく 落とせる。
ヒカル「……終わってから?
うん、わかった…」
(落ちたーーー!)
この後 ヒカルには
荷物に 指一本 触れさせず
全て 荷下ろしは 俺がやった
辺りは 薄暗くなっていき
今日の 配達は終わった……
ヒカル「お疲れ様」
「なあ? 公園 行ってくんない」
ヒカル「公園? いいけど…なんで?」
「話しは 公園でする」
ヒカル「うん、わかった」
トラックは 公園に向かって
走り出した。
ブーン
ブーン
ブーン
俺は 今日の疲れがでたのか
トラックで移動中 寝てしまった
ブーン
ブーン
キィーーイ!
ヒカル「……ねえ! 着いたよ!」
「…… 」
ヒカルは 俺の 肩を揺らした
「…………ん?」
俺は 寝ぼけた目を 少し開いた
?
俺の 目の前には 夕焼けと かさなる
ヒカルの 姿が 薄っすら見えた。
「ヒカル?」
いつも 仕事中
頭に巻いてる タオルが無い
それだけで カナリ
印象が違う。
正直 ドキっとした……!
ヒカル「で、 話しって なに?」
「ああ、 」
(やべえ こっちが 落ちるとこだった、)
「俺さ おまえと仕事してて
思ったんだ……
こんな 細い体で
あんな 重いもん 運んで
ホントに 辛くないのかな って
だから… 俺が おまえの
代わりになるから
おまえは 女として
俺を 支えてくんないか?」
(あれ?なんか 俺、本気っぽかったな)
ヒカル「……………」
「俺じゃ ダメか?」
(落ちろ…落ちろ… ……
落ちた後は……地獄に 落としてやる)