オブジェのある公園
ヒカル「………………………」


ヒカルは うつむいたまま 考えていた















ヒカル「…………………ぷっ」





「???。」






ヒカル「ぷっ……ガッハッハッハ…」


ヒカルは大笑いしていた…



「はあ?」






ヒカル「…もう ダメ! 限界!」





「なんだよ?」





ヒカル「新人! 私の演技どうだった?」




「演技?」




ヒカル「そう、演技!

おまえさぁー 芝居下手だな」



「どういう事?」




ヒカル「あんな セリフ

普通 言わねーだろ!

おまえは、劇団員かよ!」




俺は 何も 言えなかった……




ヒカル「おまえと 公園歩きたい。

俺を支えてくれ、女として…

ぷっ………


今時 ……キモイ。。」




「は?キモイ? 俺が…」




ヒカル「どーせ 昨日の 仕返しに

私を 口説き落として

笑い飛ばしてやろうって

ミエミエ バレバレなんだよ」



「……くっ」



ヒカル「ここまで

付き合ってやったんだから

明日から 仕事 頑張れよ」




「はあ? まだ 俺と……」



ヒカル「ちなみに、今日、新人が

運んでた荷物 あれ

全部 リフト降ろしだから

手降ろし ご苦労様

おかげで 今日は

とっても 楽できました」




「リフト? それで あんなに

重かったんだ!」



ヒカル「そういう事だ、新人君」



(……こんな 女 初めてだ)



ヒカル「いいか、新人!

この恥ずかしい 出来事

黙っといてやるから

明日から、私の、言う通りに 働け!」




「…なに? 言う通りに?」



ヒカル「そう。 こんな事しれたら

採用はダメ!

おまけに 恥ずかしい思いするよ」





「………俺が 女にコケにされて

仕事まで 失ったら それこそ

恥の 上塗りじゃねーか!」





ヒカル「そうそう…わかった?」





「わ・か・り・ま・し・た」




ヒカル「よし! 決まり!


じゃ、帰りますかっ」










結局 地獄に落とすどころか、

地獄に落とされた 俺。


明日から どーなっちまうんだ!









オーーー! 神様~~~!!!



ユラちゃ~~~~~ん。







ヒカル「…行くよ。。。」



「ハイ」






こうして 俺の 地獄の?

日々が 始まった。




「もう、女なんかいらねぇー!」





第1話 クソ女と仕事。 終


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