オブジェのある公園
ー駒川総合病院ー
バタン!
アイリ「ユウちゃん、歩ける?」
「ああ、なんとか……歩ける」
アイリ「じゃあ、とりあえず
受付まで 頑張って……」
「………受付?……ああああ…イテ…
…イテテテっ! 歩けないかも、」
アイリ「………わかった、私、受付、
行って来るから、
そこで 座って待ってて…」
俺は 本当は歩けた。
でも、ヒカルに
見られたくなかった。
……情けない姿も…
アイリと いるところも……
俺は 遠くから 受付にいる
アイリを見ていた。
アイリ「すいません?」
受付「はい。どうしました?」
テレレレ、テレレレ、
受付「あ、すみません、
……
……大星さん!
受付、お願い!」
受付の女は 電話にでた
すると、
後ろから
ヒカルが現れた……
ヒカル「…申し訳ありません、
どうなさいました?」
アイリ「あの、友人が、階段から
転落したので、
大至急 見て下さい!」
ヒカル「あの、落ち着いて下さい。
保険証、ありますか?」
アイリと ヒカルの 会話を
複雑な気持ちで見ていた。
ヒカル「……それでは、
石原勇次郎様ですね?
……イシハラ…、、
ユウジロウ?」
アイリ「あの………?」
ヒカル「………ユウジロウ」
アイリ「あの! 何か!」
ヒカル「…………あっ すいません、
では、待合室で
お待ち下さい。」
アイリ「はい、わかりました」
俺は アイリに 付き添ってもらい
待合室に向かい歩いた…
アイリ「……ユウちゃん、
自分で 歩いてるね?」
「ああ、そ、そうだな……歩けた、」
ガチャん…
アイリ「 ユウちゃん、
名前呼ばれるまで
ここに座って
待ってるのよ。
わかった?」
「はい、はい、」
アイリ「じゃあ、私. あっちで
待ってるからね、頑張って」
ガチャ!
(アイリは 昔から お袋みたいだな…)
ガチャン!
「……………?」
ヒカル「…………大丈夫?」
「……あー、見つかったかぁ」
ヒカル「そんなに、私が、嫌い?」
「………キライ」
ヒカル「………そうかぁ」
「彼氏と ヨリ 戻したんだ?」
ヒカル「え?」
「あれ? 聞いてねーの?
おまえの 彼氏と 会った事?」
ヒカル「……聞いてないし……
ヨリも戻ってない!」
「?……………」
ヒカル「……だから、彼氏もいない」
「………!?
………………」
[石原さーん!
石原勇次郎さーん!]
俺の診察の 順番が回って来た。
「…じゃあ…。」
俺が診察室に 入る瞬間
ヒカル「ねえ? ホントに
私の事、キライ?」
「…………キライになれるわけないだろ。」
ガチャん…!
俺は そのまま 診察室に入った。
医師「はい、石原さん………」
医師は、振り返った……
「……やっぱり!!」
担当医師は、ヒカルの 大嘘つきの
元彼だった……
元彼「…おまえ!何しに来た!」
「足首見りゃ わかるだろ!」
元彼「ふっ。
無職の君が、なんで、
仕事もしてないのに、
足を怪我するの?」
「…………」
看護師「…フフフ…」
元彼「見てほしーのか?」
元彼は 俺の右足を 'トントン '
足で蹴った。
バゴンッ
俺は おもいッきり 殴った。
元彼「うわ… わ… うわ…」
看護師「きゃあああああ…」
さすがに 病院なんで 人は殴らず
壁を殴った。
「このぐらいの怪我、ほっとけば
すぐ 治る!
バカは、医者 いらねーんだよ!」
元彼「……訴えてやる!」
「勝手にしろよ!
ただ…どんな裁判になっても
もう、ヒカルは わたさん…!」
元彼「…ヒカル?
今、ヒカルは 関係ないだろ!」
「おまえ! ヒカルとヨリ戻した とか
毎晩キスするだの……
大ボラふきやがって!」
元彼「…嘘じゃない!」
「ヒカルに聞いたんだよ!」
元彼「……ヒカルに…」
「この先、ヒカルが 誰を選んで
誰を好きになるか わかんねえけど
…おまえだけには、おまえだけには、
絶対、わたさん!」
バタン!
アイリ「ユウちゃん、歩ける?」
「ああ、なんとか……歩ける」
アイリ「じゃあ、とりあえず
受付まで 頑張って……」
「………受付?……ああああ…イテ…
…イテテテっ! 歩けないかも、」
アイリ「………わかった、私、受付、
行って来るから、
そこで 座って待ってて…」
俺は 本当は歩けた。
でも、ヒカルに
見られたくなかった。
……情けない姿も…
アイリと いるところも……
俺は 遠くから 受付にいる
アイリを見ていた。
アイリ「すいません?」
受付「はい。どうしました?」
テレレレ、テレレレ、
受付「あ、すみません、
……
……大星さん!
受付、お願い!」
受付の女は 電話にでた
すると、
後ろから
ヒカルが現れた……
ヒカル「…申し訳ありません、
どうなさいました?」
アイリ「あの、友人が、階段から
転落したので、
大至急 見て下さい!」
ヒカル「あの、落ち着いて下さい。
保険証、ありますか?」
アイリと ヒカルの 会話を
複雑な気持ちで見ていた。
ヒカル「……それでは、
石原勇次郎様ですね?
……イシハラ…、、
ユウジロウ?」
アイリ「あの………?」
ヒカル「………ユウジロウ」
アイリ「あの! 何か!」
ヒカル「…………あっ すいません、
では、待合室で
お待ち下さい。」
アイリ「はい、わかりました」
俺は アイリに 付き添ってもらい
待合室に向かい歩いた…
アイリ「……ユウちゃん、
自分で 歩いてるね?」
「ああ、そ、そうだな……歩けた、」
ガチャん…
アイリ「 ユウちゃん、
名前呼ばれるまで
ここに座って
待ってるのよ。
わかった?」
「はい、はい、」
アイリ「じゃあ、私. あっちで
待ってるからね、頑張って」
ガチャ!
(アイリは 昔から お袋みたいだな…)
ガチャン!
「……………?」
ヒカル「…………大丈夫?」
「……あー、見つかったかぁ」
ヒカル「そんなに、私が、嫌い?」
「………キライ」
ヒカル「………そうかぁ」
「彼氏と ヨリ 戻したんだ?」
ヒカル「え?」
「あれ? 聞いてねーの?
おまえの 彼氏と 会った事?」
ヒカル「……聞いてないし……
ヨリも戻ってない!」
「?……………」
ヒカル「……だから、彼氏もいない」
「………!?
………………」
[石原さーん!
石原勇次郎さーん!]
俺の診察の 順番が回って来た。
「…じゃあ…。」
俺が診察室に 入る瞬間
ヒカル「ねえ? ホントに
私の事、キライ?」
「…………キライになれるわけないだろ。」
ガチャん…!
俺は そのまま 診察室に入った。
医師「はい、石原さん………」
医師は、振り返った……
「……やっぱり!!」
担当医師は、ヒカルの 大嘘つきの
元彼だった……
元彼「…おまえ!何しに来た!」
「足首見りゃ わかるだろ!」
元彼「ふっ。
無職の君が、なんで、
仕事もしてないのに、
足を怪我するの?」
「…………」
看護師「…フフフ…」
元彼「見てほしーのか?」
元彼は 俺の右足を 'トントン '
足で蹴った。
バゴンッ
俺は おもいッきり 殴った。
元彼「うわ… わ… うわ…」
看護師「きゃあああああ…」
さすがに 病院なんで 人は殴らず
壁を殴った。
「このぐらいの怪我、ほっとけば
すぐ 治る!
バカは、医者 いらねーんだよ!」
元彼「……訴えてやる!」
「勝手にしろよ!
ただ…どんな裁判になっても
もう、ヒカルは わたさん…!」
元彼「…ヒカル?
今、ヒカルは 関係ないだろ!」
「おまえ! ヒカルとヨリ戻した とか
毎晩キスするだの……
大ボラふきやがって!」
元彼「…嘘じゃない!」
「ヒカルに聞いたんだよ!」
元彼「……ヒカルに…」
「この先、ヒカルが 誰を選んで
誰を好きになるか わかんねえけど
…おまえだけには、おまえだけには、
絶対、わたさん!」