オブジェのある公園
一件目から こんな感じで始まり

二件、三件、四件、

と ハードに続く仕事


昼休憩は たったの 10分で、

また ハードな仕事に戻る……







「マジ、キツイっすね?」




先輩「そーだろ、

今日は特別 だけどな……」





「え?……」




先輩「ああ、なんでもない、」











次の病院は、駒川総合病院、

先輩のトラックは、

ヒカルが 働く病院に

向かっていた……







先輩「次は、駒川だぜ」



「…はい」



先輩「彼女に イイとこ 見せないとな」





「そうっすね!」





20分ぐらい 走ると

駒川総合病院が 見えてきた。





キィー!











先輩「ついたぞ!」




「はい」






バタン! バタン!


ー駒川総合病院ー




先輩「とりあえず 倉庫の中 片付けるぞ」




「はい」



少しづつ 慣れてきた俺

先輩と 2人で テキパキこなしていた。




バタン ガタン

バタン!







先輩「ふ~、終わった」



「……ハアハア……」



先輩「だいぶ慣れてきたじゃん?」



「……はい」




先輩「じゃ、受付に伝票 出しに いこ~ぜ」





「あ、はい」





一応、 一通りの仕事を終えて

受付に伝票を出しに行った。







先輩「こんにちわ!」




受付「こんにちわ!」




受付の左側に ヒカルが

座っていた。





ヒカルは、すぐに俺に気づいた。






先輩「サイン お願いします」






ヒカル「あああ、は、はい…」





ヒカルは 机の引き出しから

印鑑を取り出し 伝票に押した。




先輩「ありがとうございます」










タッタッタッタッタッタッタッタッ…











元彼「あれ、おまえ!」





「うわ、ヤブ医者、」



元彼「何しに来た?」



「仕事だよ!」



先輩「おい! 先生だぞ!」




「知ってます、」



元彼「この会社は こんな奴 使うんだね?」




「……ああ?」




元彼「おまえ、仕事 失うぞ!」






「やってみろよ!」







先輩「おい! ユウジロウ!

うちの大事な お客さんだぞ」





「……すいません、先輩」





元彼「僕にも 謝ってくれないか?」





「はあ?なんでだよ?」





元彼「君は、どれだけ 僕に

迷惑かけたと 思ってんの」




先輩「…迷惑?

おまえ、先生に何したの?」






「まあ~、いろいろです」




元彼「君、バカだから、

忘れちゃったんじゃない?」








「ああ、忘れた、いやっ 消えた…

てか、おまえなんか、眼中にない!

たかが 病院勤務のセンコーが、

俺の女に近づくなんて 一万年早いんだよ!

ヒカルから全部聞いたぜ、お袋さんの事もな、

俺は あいつが 不安に思う事があるなら

この命にかえても 不安を取り除いてやる、

あいつが 悲しい事があるなら、

その悲しみが消えるまで ずっと一緒に

いるって決めたんだ!

だから、おまえが どんな手を使っても

もう 二度とヒカルから離れねえ!

どうしても ヒカルが 欲しけりゃぁ

おまえも 命かけろよ!!!

ここまで きたら 俺も

何するか わからんぜ!!!


よう、おぼえとけ!!!!!」









元彼「なにー!!お、お、脅しか?


バカで、無職のおまえが、

ちっぽけな 会社 入ったと

思って 勘違いするなよ!


おまえなんか すぐに

クビにしてやる!


バカは 一生 無職で

みじめに 暮らせ」






「…テメぇぇ!」





ドガッ…!!!


元彼は 殴られた……




な、なんと、 殴ったのは 先輩!





「………先輩?」






先輩「……先生!

あんたは、うちの会社の

大事な お客さんだけどよ、


こいつは……

ユウジロウは、俺にとって

大事な奴 だから、

あんまり、小馬鹿にすんなら

俺が、黙ってねえぞ!!」





元彼「……クソっ、不良クズれの…

バカどもがぁー!」







タッタッタッタッタッタッタッタッ

タッタッタッタッ…!



















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