サッカーの王子様

リビングへ降りていくと

お母さんはもう準備が出来ていて

ソファーに座って

紅茶を飲んでいた。


私はお母さんに

『ねぇ、どこもおかしくない??』

と心配で聞いた。

そしたら

お母さんは優しく微笑んで


「わぁ~かわいい!大丈夫大丈夫!!どこもおかしくないよ!!」

と全身を眺めてにっこり明るい声で言ってくれた!

その声と言葉のおかげで私は緊張の糸が少しだけほどけた。

そしてお母さんは自分の腕に着いてる時計をみて

「そろそろ行こっか」

って言って

肩をポンッと叩いてくれた。

だから私は精一杯

『うん!!』

って笑顔で頷いた。

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