サッカーの王子様
“恋する乙女”
なんてフレーズ、
恥ずかしくて、
言えないけど、
まさにその状態の私。
ドキドキしながら、家を出て、
学校へ向かった。
少しの期待…。
そして、
少しの不安…。
を抱えながら…。
学校に着いて、サッカーのグランドへ向かっている途中、
最終日なだけあって、
どの部活も気合いが入っていて、
体験入部に参加する人たちも今までで1番多かった。
私は部活に入る気なんてないから、
すぐに横切ってサッカーグランドへと向かう。