サッカーの王子様

星村君はムクッと立ち上がると、

私の背に合わせるように、
体を低く下げて

「笑いすぎだよ!!」

と少しスネたように言って、人差し指で私のおでこを軽く押した。

カァーッと顔の熱が急上昇!

今日初めて星村君の声を聞けた…。

星村君のスネた顔を初めてみた。

私は嬉しい気持ちと、恥ずかしい気持ちでいっぱいだった…。

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