サッカーの王子様
って、ときめいてる場合じゃない!!
『だっだって、星村君にこれ以上迷惑かけれないよ…。 つい最近迷惑かけたばっかりだし…。』
私がそう言うと、
「別に、迷惑だなんて思ってないけど…?」
と言った。
『でっでも、星村君と家の方向違うかもだし…。』
「いいよ!! 俺が月岡さんを送りたいから!! それに、こんな暗い中女子1人で帰せないよ!! 危ないし、そっちのが心配だし…。」
と優しく言ってくれた…。
そして、
「もうちょっと、月岡さんと話してたいし…。」
と呟くように言った。
恥ずかしそうに顔を真っ赤にして…。