サッカーの王子様
幸い教室のドアは開けっ放しで入りやすかった。
私たちが入っても誰も気づかなかった。
そして自分の席を探すために
私たち3人は黒板の前まで移動した。
私たちは黒板の前に着くと自然な成り行きで、
横に3人で並んで黒板を見ていた。
左から順に優羽→真実→私。
こんな感じ。
[月岡]は…
あっ!!あった!
真ん中の列の右側で
後ろから2番目かぁ~。
まあまあ良いよね!!
1番前じゃなくて良かった~♪
と思いホッとした表情を浮かべる私。
すると私の横にいる真実が
私の左肩を揺らしてくる。
ん??なに?
不思議に思いながら真実に
『何?どうしたの?』
と聞くと真実はすごい笑顔で
「空の後ろの席の人の名前みてみてよ♪」
と言った。
だから私は真実の言ったとおりに
後ろの席の人の名前を見た。