サッカーの王子様

[津山]

“ん?津山?ん?津山って…?”

あっ!そうだ!

真実の名字だった。

“さっきから緊張しっぱなしで、
普段わかってることさえも吹っ飛んでた(汗)”

そんなことを思っている私を見た真実はため息まじりに

「私の名字忘れてたでしょ?」

と言った。

そのとおりだから

『えっ?』

ぎくりとそう言うしかなかった。

すると真実は

「図星だね!?空、
すごいわかりやすいよ~!!」

と言って笑った。
真実が笑ってるから私も笑っておいた。

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