サッカーの王子様
『いや、だからつまり無理ってことです…。』
「そんなん気にせんわ!! ほとんどは顧問の俺がするんやから!! お前は…そうやな。 まぁ、サッカー部員を集合場所に呼んだり、サッカーボール磨いたりやなぁ。 多分…。」
多分って…。
「とにかくあんま心配すんなや!! ハゲるで?」
そう言ってケラケラ笑う。
『だって…。』
「まぁ、とにかくお前の返事次第やから!! それまで!! この屋上の鍵は俺が持っておく!!」
『そっそんな!!』
「お前が良い返事くれたら鍵もちゃんと渡してやる!! あと3日やる!! 3日で答え出すんやで?」