サッカーの王子様

『いや、だからつまり無理ってことです…。』

「そんなん気にせんわ!! ほとんどは顧問の俺がするんやから!! お前は…そうやな。 まぁ、サッカー部員を集合場所に呼んだり、サッカーボール磨いたりやなぁ。 多分…。」

多分って…。

「とにかくあんま心配すんなや!! ハゲるで?」

そう言ってケラケラ笑う。

『だって…。』

「まぁ、とにかくお前の返事次第やから!! それまで!! この屋上の鍵は俺が持っておく!!」

『そっそんな!!』

「お前が良い返事くれたら鍵もちゃんと渡してやる!! あと3日やる!! 3日で答え出すんやで?」

< 236 / 534 >

この作品をシェア

pagetop