サッカーの王子様

さっきから頭にハテナを浮かべながら

私と優羽の会話を聞いていた真実は

突然自分にまで話を振られて
かなりあせってた。

真実は本当に素直な反応をしていた…。

少しだけクスッと笑ってしまったけど

優羽と真実にはバレなかった。

優羽は緊張してるのか深いため息を吐くと

真剣な顔になり唐突に
不思議なことを聞いてきた。

「あのさ、何も変わらないものってあると思う?」

へっ…?

優羽には悪いけど、正直気が抜けた…。
だってあんだけ緊張してたのに…。

された質問が

“変わらないものってあると思う?”





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