サッカーの王子様
でも急になんで弁当づくりなんて始めたんだろう?
そんな小さな疑問を感じながら
私は優羽のお弁当のおかずを見ていた…
見たところすごくおいしそう…
「何?空も食べたいの?」
優羽のお弁当のおかずをじっと見ている私に優羽が声をかける…
だって…
すごくおいしそうなんだもん…
本当に優羽の手作り!?
って疑いたくなるくらい…
失礼だけど…
私は優羽の問いかけに
大きく頷いた…
すると
「仕方ないなぁ…でも空はちゃんと私の許可をとったから何も買ってこないでいいよ。」
と言った後に
「口開けて?」
と言いながら私の口にたまごやきを運んでくれた…
甘いたまごやきの味が
口の中に広がる…
すごくおいしくて
『ありがとう!すごくおいしい!』
と優羽の目をしっかり見て言った…
優羽は照れくさそうに笑っていた…
めったに見れない優羽の顔だった…