サッカーの王子様
そんな私と優羽の様子を
真実は唇を尖らせて
不機嫌そうに見ながら
「優羽のケチ~!ズルいよ…私にはチーズケーキ買ってくるように言ったのに空には何も言わないなんて!!」
と口を開いた…
すると
「だって真実は勝手に食べたじゃん?」
とビシッと言った…
「う゛っ…それは…」
「自業自得!!食べ物のうらみは恐ろしいんだから!!」
そう言った優羽に真実は
何も言えずにさっきまで開けていた口を閉じていた…
そんな2人の様子を私は笑いながら見ていた…
この3人で居るとすごく
落ちつくし楽しい…
そんなことを思いながら
休み時間を優羽と真実と他愛なく過ごした…
そして
時間もあっという間に流れて
昼休みが終わると
4時間目の授業になり
ちょうど今はその4時間目の授業が終わって
10分休みの最中
10分休みも優羽と真実と
他愛ない話をしたりして過ごしていると
すぐに10分経ち
5時間目の始まりを告げるチャイムが鳴り響いた…